思い出1

2004年3月23日
今年の1月25日の中山競馬で岡部幸雄が復活した。
その日、千葉テレビで競馬中継を見ていた私は第9レースで岡部の騎乗するダンスインザムードの馬券を買って応援していた。
桜花賞候補と呼び声の高い同馬は好位置からあっさり抜け出して1番人気にこたえた。
その勝利ジョッキーインタビューをみて、私はおもわずもらい泣きしてしまった。
岡部が泣いていた。
あの岡部が丸坊主で言葉を詰まらせて泣いていた。
いつもは冷静沈着なベテランが約400日ぶりの勝利に感極まり泣いていた。
競馬歴約10年の私にとっては、岡部という騎手はもはや伝説の域に達したジョッキーだったので、その岡部が一つ勝ったくらいで涙を流すなどとは思っていなかったのだ。
でも、それは大きな間違いであった。
現役最年長の55歳のジョッキーがリハビリをしながら400日もの間この日を待ちわびていたのだ。
調教師に転身するチャンスもあったのに、そうはせずに現役にこだわったのだ。
インタビューを見終わった後、なんか自分が恥ずかしくなった。
岡部は桜花賞を勝っていない。
4月11日、ダンスインザムードで桜花賞を勝つ岡部の姿がみたい。
(馬券は別腹です。)

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索